時間について

ウェブ進化論の著者の梅田望男さんのブログの中で、時間の戦略性について書いてあったことが面白かったので、引用させてもらいます

戦略性というのは、いろいろな定義がありますが、個人が生きていく上での戦略性というのは、「自分の時間の使い方に対してどれだけセンシティブか」「いま自分がここで使っている時間というのが正しいのかどうか」を問い続ける姿勢をもっていることだと思っています。

「正しい時間の使い方をしているかどうか」というのは、1日という単位で、「今日はテレビを見ないで勉強したほうがいいな」とかそういう話ではありません。もうちょっと長期的に見て、たとえば、会社をやめるかどうかとか、どこかに就職するとか、そういうことを、「自分の時間」という観点ですべて見なおすといいと思います。どこかの会社に就職する、あるプロジェクトに入る、プロジェクトのなかである仕事をする、こんなチームで仕事をする、そういうときの「時間の使い方」について、ほとんどの人はぼーっとしている。「親がベンチャーに行かない方がいいというので、○○に就職することにしました」とか。たとえば、就職ということを考えると、どこに就職するかによって毎日毎日の時間がどういうふうに流れていくかが変わる。1日24時間、365日というのは、すべての人に同じように与えられたリソースだから、その時間を何に使うのか。勉強でも何でも、やりかたの工夫によって、時間はいくらでも捻出できます。たとえば、「これはやめよう」と決めたとたんに、バーンと2週間分の時間が浮いたり。

「世界観、ビジョン、仕事、挑戦――個として強く生きるには」講演録(JTPAシリコンバレー・ツアー2008年3月6日) - My Life Between Silicon Valley and Japan


時間は有限で貴重なものだから、時間の使い方を考える、それは当然。
だけど、長期的視点で考えるってのが重要なんだよな、と再確認。

目の前のものに終われて、将来のことを考えきれない状況ってのはよくないな。

もっとマクロに考えていこう。